●心から求めていること

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『たましいの場所』
著者:早川義夫
発行:ちくま文庫
定価:780円(税別)

「誰かに悩みを相談するくらいなら、
この本を繰り返し読んだ方がいいとさえ思っています。
これは本当にいい本」(宮藤官九郎)

この本についていた帯コメント
正直、このことばに惹かれ、ページをめくってみたくなった

早川義夫さんの歌はほとんど知らないです
矢野顕子さんがカバーした「愛について」という歌だけ知っていた
とてもとても好きだったので、数回ライブで歌わせていただいた
その歌詞の奥深さに「きっとすごい人なんだ」とかねがね思っていた

若いときにデビューして、その後さっさと引退し、
長く本屋を営む
無性に歌いたくなったので、惜しまれつつも本屋をたたみ
45歳でまた歌手にカムバック
妻も子供もいるけれど、
ただ「歌う」ために職種を変えた、というその人生

いいな

昔売れた曲などは不要
「今の自分を見てほしい、今の曲を聞いてほしい」
と繰り返し彼は言う

弱くて情けなくて大人になれなくて
Hなことが大好きで
なかなか曲が作れなくて
人と上手につきあえなくて

どうしようもない大人かもしれないけれど
たましいの場所を本気で探している早川さんはやっぱりすごいなと

自分が何を歌いたいのか、それが大事だと言う

なぜ私は歌うのか

ただ歌いたいんじゃだめ
歌いたいことがあるから歌うのだ
自分を知りたくて歌うのだ

歌い続けるのあれば、遅かれ早かれそこに行き着くのかもしれない

時に、人は心から求めていることに気づくのが怖かったりするのではないかな
それに気づいてしまうと、ごまかしがきかなくなるから
自分もそのひとり

自分のたましいの場所を探すこと
早川さんは本気でやっている

●死生観

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『あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問』
著者:ひすいこたろう
発行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
定価:1200円(税別)

まず、タイトルにどきっ。

いちまいページをめくると、
「あなたが生まれたとき、
 あなたは泣いていて周りのひとたちは笑っていたでしょう。
 だから、いつかあなたが死ぬとき、
 あなたが笑っていて周りの人が泣いている。
 そんな人生を送りなさい。」
と記されていた。
これは著者のことばではなく、ネイティブアメリカンのことばだそうで、
これを読んだだけで、私は即購入を決めた。

「死」を前提に「生」を考えるユニークな27の質問を中心にページがすすむ。

「人生最後の日、なにに泣きたいほど後悔するだろう?」
「あなたの死亡記事が出ます。なんて書かれない?」
「なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとはどうしたい?」
「死後、あなたは、誰の記憶に残るだろう?」

真剣に考えれば考えるほど、自分の深い本心とむきあうことになる。

生きているだけで奇跡だ、と著者は言う。
これ以上の奇跡などなく、いつか死ぬ身であることを心に刻めば
今日という一日を、うれしくありがたく感じるはず、だと。

そのとおり。
なのに、私たちはまだわかっていない。
時間は無限じゃない。

1200円は安いです。ひすいさんに感謝!

●ひとりのときに読むべき本

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その日のまえに
著者:重松清
発行:文藝春秋
定価:1500円

電車の中で読んだら大変なことになりました。
涙と鼻水がとまらなくって・・。
今の私にはすごく重い内容でした。
文字を読むのに涙が邪魔をして読み進めるのが大変でした。

タイトルに引寄せられてなんとなく買った本でしたが、
読んでよかったと思います。
日常的に「死」について考えていることが
そんなに「特別なこと」じゃないかも、と思えたからです。

●どきっとしました

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「気づき」の幸せ
著者:木村藤子
発行:小学館
定価:1260円

スピリチャルな本というよりも、人間として正しく生きることを教えてくれる導き本だと思います。
運命とはどうにも抽象的なコトバなのですが、人が持つ運命という人生のなかで「気づき」があれば幸せになれるということを説いています。

この本によれば、霊能者である木村さんのところへ様々な問題を抱える多くの方が助けを求めていらっしゃるそうですが、その原因の多くは、霊的なことではなく自分勝手な生き方から端を発している問題が多いそうです。
モノゴトがうまくいかないときに、まず自分に問題はないだろうか、と考えるべきだということです。

誰かのせいにしたり、生い立ちや育った環境のせいにする私です。
この本を読んでどきっとしました。

●眺めているだけでいいのです

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草かざり
著者:かわしまよう子
発行:ポプラ社
定価:1575円

IDD世田谷ものづくり学校のとある展示を見に行ったとき、
かわしまさんがご自身の本を販売していらっしゃいました。
ぺらぺらめくってみたら、うわああー素敵な本!ばかり。
いろいろ迷いましたが、そのとき購入した本がこれです。

表紙のように、ゴミにしてしまうような空き容器に草花を飾ると結構かわいいのですよー。
この本から教えてもらいました。

写真がとてもいいので、ただページをめくるだけでもほのぼのする本です。

*IDD世田谷ものづくり学校のサイト  (Click!)